「ゆとり教育」や少子化の影響で、公立学校の教育に対して不安に思ったり、お子様の将来を見据えて、中学受験を選択される親御さんが増えています。
何もしなくても公立の中学校には進学することができます。中学受験を選択する理由とは何でしょうか。
平成14年の新学習指導要領により実施された「ゆとり教育」は、1970年代以降から加熱する受験戦争や、学校教育が知識を偏重し過ぎた詰め込み教育であるなどの批判に対応する形で導入されました。しかし、この「ゆとり教育」は学力低下につながるという危惧を招いています。
現在の小中学校の学習内容と高校の学習内容のレベルは大きく違います。
中学受験を経て学力に見合った中学校に入学することで、それ相応の授業を受けることができます。近くの公立中学校では、その教育レベルなどの面で必ずしも十 分な評価を得ているとは言えず、難関の高校や大学への進学実績も期待されてはいません。医学部やトップクラスの大学に進学するという目標があるのなら、独 自のカリキュラムを打ち出す私立中学校等へ通わせる方が有利ともいえます。
中高一貫校の場合、主要教科に関しては、公立中の1.5~2倍の授業時間を設定していますし、これを背景として基本的には先取り授業を行っています。
先取 り授業では、中学2年生までに中学校で習う内容を終わらせ、中学3年生から高校2年生の間に高校の学習内容を行い、高校3年生は大学受験のために使うという方式がとられています。
入学試験がある中学校の大部分が中高一貫校あるいは高校を併設している学校であるため、高校受験の際の負担が軽くなります。公立中学から公立高校へ進学する際に大きな影響がある内申書、内申点を気にすることなく、内部進学制度を利用して無試験あるいは外部入試よりも簡単な試験で進学できるからです。
高校受験への負担が軽いことで、部活に余裕を持って取り組めるという利点もあります。
入学時にに学力などでの選抜があることや、教育目標が明確にあるために、環境が似た生徒さんが集まる傾向にあります。友達もできやすく、少なくとも非行や校内暴力と呼ばれるタイプの問題行動には巻きこまれにくいといえます。
まず、家庭教師や学習塾、受験、学費・・・教育費の多額の負担があげられます。また、同級生が遊んでいるときに家庭教師や学習塾で勉強しなくてはならないという精神的な強さも必要とされます。
お子様とよく相談して、お子様に合った中学受験を考えていくことが大切といえるのではないでしょうか。
大人になりきれていない小学校高学年のお子様には、自分の将来を客観的に判断することができません。中学の受験ですと、やはり志望校選びの主体は「親」にあるともいえます。中学受験は子どもだけでなく親も参加する受験なのです。
辛い勉強を、幼い小学生がやるわけですから、保護者のサポートというのは当然大切になります。お友達が遊んでいるときに、遊びたい盛りのお子様が受験勉強に励むのはやはり辛いことです。
まずは、受験勉強の為の環境を整え、精神の安定を図り、しっかりと勉強する体制を整えてあげましょう。親御さんが一生懸命サポートする姿を見れば、お子様もきっと変わってくるはずです。
中学受験を乗り越え志望校に合格するためには、志望校に応じた対策が必要となります。福岡県内での受験に実績のある家庭教師派遣会社では、志望校に応じたカリキュラム作成や入試傾向対策を、徹底的に指導してくれます。
指導箇所・レベルを各学校ごとに合わせ、各教科とも、高度な入試問題への対応力が身につくよう、きめ細かいカリキュラムで指導してくれる家庭教師が、お子様の学力向上に大きく役立つはずです。